長時間にわたるゲームプレイ、在宅勤務でのお仕事。私たちはかなりの時間を椅子に座って過ごします。
体に合っていない椅子に座ると血行の悪化、姿勢の悪化、集中力の低下、健康寿命の低下…等々よくないことがたくさん。
座るという行為の質を上げることは集中力、快適性、健康、生活の質を上げるということに繋がります。
いい椅子を買うことは人生への投資といっても過言ではありません。
しかし、いざ買うとなると
💭いきなり十何万もするハイエンドな製品は手が出ない…
💭「安価」「初心者向け」を謳う多種多様な製品が溢れどれが良い椅子かわからない…
そこで本記事では、初めてゲーミングチェアを買う人向けに、予算とニーズに応じたゲーミングチェアの選び方とおすすめの製品を紹介します。
ぜひ自分にあったチェアを見つけてくださいね♪
自分に合ったゲーミングチェアの選び方
価格帯
15,000円未満の激安品
最低限のコストでゲーミングチェアらしい外観をもった椅子を買うことができます。
基本的な昇降機能やロッキング機能は備わっているものの、リクライニング角度が浅かったり、素材の耐久性が低かったりする場合があります。
とにかくゲーミングチェアが欲しい、雰囲気だけでも!という方におすすめ。
15,000円~25,000円
超激安ではないが、かなり安価な価格帯。
競争の激しいコストパフォーマンスに優れたモデルがこの価格帯に集中しています。
深いリクライニング、収納式オットマン(フットレスト)、そして通気性の良いファブリック素材の選択肢など、快適性を高める機能を持つモデルが選択肢に入ります。
機能と価格のバランスが取れた、満足度の高いものが見つかる価格帯です。
25,000円~45,000円
「安価なゲーミングチェア」と呼べる限界の価格帯でしょうか。
AKRacingやCorsairといった、業界で高い評価を得ている有名ブランドのエントリーモデルが選択肢に入ります。
前述のより安い価格帯と比べると、高密度でへたりにくいウレタンフォーム、長期間の使用に耐える高品質な張地、堅牢なフレーム構造など、目に見えない部分での品質が向上します。
快適性と耐久性を重視される方におすすめです。
座り心地を左右する「素材」
椅子の表面素材(張地)は、座り心地に直結します。見た目の印象だけでなく、長時間の快適性やメンテナンス性が違います。
PUレザー(ポリウレタンレザー、合成皮革)
本革のような高級感のある見た目と、手入れのしやすさが特徴です。
撥水性が高いため、飲み物をこぼしてしまってもサッと拭き取ることができます。デスクで飲食をする方におすすめです。
一方で、通気性はファブリックに劣り、夏場は蒸れやすく、肌に張り付く感覚があるかもしれません。
また、経年劣化により表面がひび割れたり剥がれたりする可能性があります。
安価なゲーミングチェアのほとんどがこのPUレザーです。
ファブリック(布地)
通気性に優れ、夏は蒸れにくく、冬は冷たさを感じにくい、一年を通して快適な素材です 。
デメリットは液体をこぼすとシミになりやすい点です。
メッシュ
主にオフィスチェアで採用される素材ですが、ゲーミングチェアでも一部モデルで採用例があります。
ただPUレザーやファブリックに比べて、身体を包み込み正しい姿勢を保つようにサポートする「ホールド感」はやや弱い傾向です。
機能性
リクライニング機構
背もたれを倒す機能。深く倒せるモデルなら作業の合間にその場で休憩できます。
アームレストの高さ調節
肘を適切な高さに保つことは、肩や首への負担を軽減するために重要です。
アームレストを頻繁に使用する場合は、最低でも上下昇降機能は欲しいところです。
質の高いクッション
見た目では判断しにくく、座り心地を決める重要な要素が座面のクッションです。
長時間座っても底付き感がなく、体圧を適切に分散させる高密度なウレタンフォームが採用されているかが快適性を決定づけます。
フットレスト(オットマン)
リクライニングと組み合わせることで最高のくつろぎを提供しますが、安価なモデルのオットマンは作りが悪く、安定性に欠ける場合があります。ぐらつくオットマンなら、無い方がましというレビューもあります。
25,000円~45,000円のおすすめゲーミングチェア
AKRacing Nitro V2

素材:PUレザー
リクライニング:180度
アームレスト調整:昇降(上下方向)のみ
フットレスト(オットマン):なし
AKRacingの王道スタンダードモデル。
高耐久PUレザーを採用し、メンテナンスが容易な点が特徴です。
日本人の体格に合わせた低めの座面設計も嬉しいポイント 。体を包み込むようなバケットシート設計は、集中力を高めるのに貢献します。
上位機種譲りの堅牢なメタルフレームやクラス4ガスシリンダーなど、基本品質の高さも魅力 。
アームレストは昇降のみと機能が限定的なため、長時間の快適性とブランドの信頼性を重視する、在宅ワークやカジュアルなゲームプレイが中心のユーザーに最適です 。
AKRacing Wolf

素材:ファブリック
リクライニング:180度
アームレスト調整:昇降(上下方向)のみ
フットレスト(オットマン):なし
AKRacingのエントリーモデル。前述のNitro V2とほぼ同じ形状です。
違いは、通気性が良く一年中快適なファブリック素材を採用している点です 。
日本人の体格に合わせた低めの座面設計も、上位機種譲りの堅牢なメタルフレームやクラス4ガスシリンダーなど、基本品質の高さもNitro V2と同じです。
こちらも、アームレストは昇降のみと機能が限定的なため、在宅ワークやカジュアルなゲームプレイが中心のユーザーに最適です 。
15,000円~25,000円のおすすめゲーミングチェア
GTRACING GT002

素材:PUレザー
リクライニング:155度
アームレスト調整:昇降(上下方向)のみ
フットレスト(オットマン):あり
圧倒的なコストパフォーマンスを誇る、初心者向けゲーミングチェアの定番モデル。
手頃な価格ながら、最大155度のリクライニング、取り外し可能な各種サポート、格納式オットマンまで搭載しています。
PUレザーの蒸れや、価格相応のクオリティといった点はトレードオフとなりますが、それを補って余りある機能性が魅力です 。
限られた予算内で、ゲーミングチェアらしい体験をフルに味わいたい人に最適なチェアと言えます。
カラーバリエーションが豊富です。真っピンクもあります。

GXTRACE GXT101

素材:PUレザー
リクライニング:165度
アームレスト調整:3Dアームレスト
フットレスト(オットマン):あり
GTRACINGと並び、優れたコストパフォーマンスで人気のモデル。
手頃な価格で、最大165度のリクライニング、上下だけでなく傾きも調整できる3Dアームレスト、格納式オットマンなど、ゲーミングチェアの主要機能を網羅しています 。
座面が幅53cmと広めに設計されており、椅子の上であぐらをかくなど自由な姿勢を取りやすいのが特徴。ただし、クッションは硬めで反発が強く、フィット感よりも「しっかり支える」感覚を好むユーザー向けです。
価格を抑えつつ、オットマン付きで広々座れるチェアを求める人に適しています。
カラーバリエーションも豊富です。
Dowinx ゲーミングチェア ファブリック オットマン付き (68シリーズ)

素材:ファブリック
リクライニング:165度
アームレスト調整:4Dアームレスト
フットレスト(オットマン):あり
この価格帯では異例の「4Dアームレスト」を搭載した、高コストパフォーマンスな製品。上下・前後・左右・回転の細やかな調整機能は、特に精密なマウス操作が求められるFPSプレイヤーに大きな効果を発揮します 。
通気性の良いファブリック素材と、ソファのような座り心地のポケットコイルを採用しており、快適性が高いです 。
高性能なアームレストが欲しい方、高機能なゲーミングチェアを低価格で手に入れたい方におすすめ。
カラーバリエーションによって本体の印象がかなり変わります。グリーンとか珍しいかも。

15,000円未満の激安おすすめゲーミングチェア
不二貿易 シグナル

素材:PU/ポリエステル
リクライニング:なし(ロッキング機能のみ)
アームレスト調整:なし(収納機能はあり)
フットレスト(オットマン):なし
非常に安価で省スペースなゲーミングチェア。
使用しないときはデスク下にすっきりと収納できる、跳ね上げ式のアームレストを搭載しています。
本格的なリクライニング機能や独立したサポートクッションはないものの、その分圧倒的な低価格を実現 。
ゲーミングチェアのスタイルを取り入れつつ、限られた予算とスペースで仕事や趣味もこなしたい学生や在宅ワーカーにとって、よい選択肢でしょう。
いかがでしたか
よさげなチェアは見つかりましたか?よいチェアで快適に過ごしましょう。